EFT(感情解放テクニック)の紹介
~EFT(Emotional Freedom Techniqes)~
EFTはエモーショナル・フリーダム・テクニック(感情解放テクニック)の略で、ネガティブな感情という重しを開放し、行動力を高める強力な方法です。
アメリカ人ゲアリー・クレイグ氏によって開発されました。
感情へのツボ療法とも言われています。
ツボへの刺激を通して感情を解放していくからです。
EFTはベトナム戦争から帰ってきてPTSDに苦しんだアメリカ兵にも著しい効果が認められています。
非常に使いやすいのが特徴でセルフケア法としても優れています。
■EFTの主な特徴
・副作用がない
ツボをタッピングすることで、高まった自然回復力を活用しているだけなので、副作用や害がない。
・すぐに効果を感じる
自然治癒力が高まるので、苦痛やネガティブな感情が短時間で解放される。
・簡単
どんなテーマ、症状にも同じ8つのツボを使うので、すぐ覚えられる。
・1人でも出来る
専門家がカウンセリングのツールとして使うこともできまるし、一般の人が自分自身に行うこともできる。
・応用範囲が広い
思考や感情が関係しているること全てに、心へのツボ療法(EFT)を用いることができる。
1)心の整理
気がかりやネガティブな感情があると、こころのスペースが占領されてしまいます。EFTを行うと、こころのスペースに余裕が生まれ、思考力、理解力、判断力等が高まります。
2)対人関係の改善
相手に対してネガティブな思いや感情があると、それが伝わり悪循環になりがちです。EFTで解放すると、自分の表情や態度が変わり、相手との関係も変わっていきます。
3)否定的な感情
心配、落ち込み、怒り、悲しみ、欲求不満、失恋の痛み、不安、パニック、 極端な好き嫌い、テストの不安等
恐怖症(人前で話す、会社や学校に行く、飛行機、蛇、虫等)現在や過去の外傷体験(性的被害、虐待、事故、愛する人の死等)
4)嗜癖
食べ物、タバコ、アルコール、ショッピング、破壊的な人間関係等
5)否定的な信念
低い自己評価、自己否定、強迫観念等
6)ストレス
働きすぎ、離婚、子育て、病気等
■EFTのやり方
EFTを行う際、鍼等の道具は一切使わず自分の指で8ヶ所のツボを順番に刺激していきます。
セットアップフレーズを唱えながら、指先2本で、左右のタッピングポイントを順番に二2回ずつ、「トントン」とタッピングしていくだけです。
セットアップフレーズの例は、
「私はまだ父への怒りをいくらか持っているけれども、自分を心から完全に受け入れます。」
「私はまだ虐待の記憶をいくらかあるけれども、自分を心から愛し完全に受け入れます。」
「私はまだアルコールへの渇望があるけれども、自分を心から完全に受け入れます。」
などです。
※EFTタッピングを進めていくと喉の渇きや、眠気等が起こったりする事がありますが、それらの場合は休憩を入れて水分補給をしたり、睡眠を取ることで回復します。